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建築ことば② 「几帳面」(きちょうめん)

几帳面は細かいところまで行き届き、きちんとしている様子を意味する言葉ですが、語源は建築用語だと知っている方は少ないと思います。
詳しく説明すると、下の絵のように木材の角を化粧仕上げにする面取りの一種です。
平安時代、几帳という装飾家具(ついたてのようなもの)があり、その細い柱の面を細部まで丁寧に仕上げてあることから、江戸時代以降、きちんとしたさまを表すようになりました。

木材の角を化粧仕上げにする面取りの一種
紫式部
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